虚無な人の虚無な話

虚無な人が虚無な話をします。

虚無の始まり、発症。

(下の話がメインです。相当マイルドですが苦手な方はブラウザバックを。)

 

時は4月4日。その日は突然やってきた。目覚ましを止め起き上がり朝ごはんを食べる。

「あれ?お尻痛いな」

椅子に座ると痛む。経験したことのないタイプの痛みだったので鏡で確認すると、少し腫れている。極度のマザコンなのですぐに母親に相談。

母親「ニキビだから平気!薬買ってくるね!」

まあそんなものかと新学期初の大学へ出陣する。

しかしどうにも歩くだけで痛い。昼ごはんを食べるときもガイダンスを受けるときも痛い。とにかく痛い。

さすがに耐えかねて病院へ。でもここからが本当の地獄だった。閲覧注意。

〜診察室〜

看護師(たぶん20代。女性。なぜ肛門科にいる?失礼だが中年の方が多いイメージだった。関係各位すまん。)「ズボンとパンツ脱いで横になってください〜」

ぼく「あ、はい(看護師多くね?みんな女だし3人いるぞ?)」

で、こんな感じで寝かされる。

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タオルで下半身は覆われているので看護師さんには見えていないが変な気分。しゃーない。

医者「あ〜腫れてるね〜痛いでしょ〜、じゃあ切っちゃおうね!」

「え、え、切るんすか?今?ここで?」

「麻酔するですか?しますよね?どのくらい時間?泣きます?叫びます?わわ〜」

もう日本語喋ってない。半パニック。看護師さんに言いくるめられてついに開戦。

「じゃあ麻酔するよ〜」

いてええええええ!!!!!

麻酔って麻痺させるんじゃないのかよ。人生でいちばん痛い。で、麻酔の効き目確認。

「これ痛い?」とさわさわ。

もちろん痛い。

「じゃああと5mL追加ね〜(プスー)」

合計4本は打った。さすがに効いてる(大嘘)のでメスが入る。

いてええええええええええ!!!!!

人生でいちばんの痛みを1分で更新。叫びと涙と汗が止まらない。看護師さんに押さえつけられる。これは現実か?拷問?俺悪いことした?てか生きてる?

「じゃあ拭いて終わりね〜」

ようやく解放、と思ったらグリグリ。人生初座薬を入れられる。痛くはないけど新感覚(は?)

去り際に看護師さんに一礼。「騒いじゃってすみません」。日本男児たるもの、非常時でも礼儀は忘れてはならない。

病名は肛門周囲膿瘍ということで終戦(後でわかるのだがこれは停戦だった)。

原因を医者と一緒にいろいろ探ったんだけど分からなかった。ふつうはお酒か下痢らしいんだけどね。たぶんストレスから来る免疫不足です。思い当たる節がいくつかあったので呪いをかけておきました。お前らもケツ切られろ。

診察室の外で今後の生活の注意点を聞く。風呂は翌日かららしい。きょう風呂入る元気なんてないわボケ。

そんなこんなでお会計。

「9500円です」

は?高くない?wowwow

まず俺は何も悪いことをしていない。そして人生でいちばん痛かった。その上1万円も払うのか?逆に1万円欲しいんだが?看護師さんご褒美は?(他意はない)

近くの薬局で抗生物質とかもらって帰宅。バタンキュー。ちなみに晩ご飯は好物のグリーンカレーだったんでなんも食べなかった。虚無。

〜翌朝〜

患部にガーゼをあてられていたので剥がす。シャワーが解禁なのでおそるおそる浴びるが意外と沁みない。ここテストに出ます。

授業初日なので通称ドーナツクッションを携え仕方なく大学へ。ちなみにドーナツクッションってこんなんです。ほんとは円座っていうらしい。

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ダイソーのだけど意外と使える。宣伝しとく。授業中ときどき痛むんだけど痛み止めでなんとかなるレベル。そんなこんなで地獄の底から救われた感。1万円の価値あるわ(意味不明)。

 

というわけで第1話は終了です。本当の本当の地獄はここからなのですが本人はまだ気づいていません。かわいそう。

じゃんじゃん更新するのでよかったらまた読んでやってください。励みになります。ほな、また。

 

あ、みんなおしり痛かったらすぐ病院いくんだよ。手遅れになったら大変だからね。